こんにちは。カウンセラーの佐原です。
梅雨入りしましたね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
私は先日久しぶりに休みが取れましたので、田舎の空気に触れるために実家に帰っておりました。
時々仕事で東京に行って首都の勢いのある氣を受けて、
大阪に戻っては日常の氣を受けて、
そして時々は田舎に帰って自分のルーツの氣を受ける。
そんな感じでゆったりといろんな場の氣に触れて回るのが充足するというか、自分の中で正解感があるんですね。
最近のお気に入りの習慣になっています。
で、こうして「氣」という言葉を連発していますけど、大丈夫でしょうか?(笑)
もしかすると、ちょっと怪しく感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、私達カウンセラーにとって、「氣」に対する感受性というものが非常に大切な武器なのですね。
クライアントさんの話している言葉や内容よりも、それを話している言葉に乗っている氣や、身体が発している氣が多くを語っています。
悲しくて落ち込んでいると言っているけど、お腹の辺りから発している氣は怒りだな。だから怒りを扱わないと先に進めないな…とか。
この人の背負っている氣の重さは個人の歴史からくるものだけとは考えにくい。おそらく家系に何かあるな…とか。
この人の言っていることはかなり重い内容だけど、声に乗っている氣はなぜか健やかだな。ということは誰か別の人の感情と同一化している可能性があるな…とか。
そんな風に人を見ています。
氣と言葉のギャップに大きなヒントが隠れていたりするのですね。
で、今日は何についてお話ししたいかというと、その『氣』について、です。
場所の氣。
家の氣。
そう。
風水についてのお話しです。
場の氣が性格に影響する
というのも、先日実家に帰った際に、地域の人達が今どんな状況なのかという話しを聞いていたのですが、
ところどころに、引きこもりになっていたり、不幸によって人生が滞っている方がいらっしゃるのですね。
で、そんな人が住んでいる家には、はっきりとした特徴があることに気付くのです。
陰の氣が溜りやすい場所に家があるのです。
そもそも私の実家がある地域は高台にある住宅地なのですが、西を向いています。
まずそれがあまり良くありません。
神戸や芦屋などの高級住宅街は高台にありますが、それらは必ず南を向いて、南を見下ろすような形になっているものです。
陽の氣を取り入れるようにできているのですね。
そして逆に西は窓を少なくして、取り入れた陽気を逃がさないように、または陰の氣をあまり取り込まないようにできています。
でも、私の実家のある場所は高台だけどそもそもが西を向いている。
ですので逆に朝日が出る東側は山に邪魔されています。
そのため冬場などは朝9時を過ぎないと日光が当たらなかったり、場所によっては東が土手でフタをされる形になっていたり、南が隣の家によって遮断されていたりする家が多い。
そうなると何が起こるかというと、家の中に陰の氣が溜りやすくなります。
で、この陰の氣というものはどの程度、人に影響するのでしょうか?
私は風水師ではありませんので専門的なことは避けますが、
でも、昔お付き合いがあった風水師は、相談された間取りによっては「この間取りは絶対に止めてください。下手すると命に関わりますよ!」と猛反対することもあったそうです。
「それくらい影響が強いから。」
そう言っておられました。
私自身の体験としても、こんなことがありました。
小学生の頃、家を建て変える半年の間だけ住んでいた借家があったのですが、そこが今思うと本当に陰の氣が強く、
今でも覚えているのですが、その家の玄関のすぐ前で同級生達の遊ぶ声がしていて、私もそこに出て行って混ざりたいと思ってたのですが、
玄関を出て遊んでいる皆の中に入っていくのが、どうしてもできなかったのです。
億劫というか気持ちが向かない。
自分の気分のトーンに比べて、外で遊ぶ同級生たちのトーンが明るすぎて入っていけない気がする。
でも入りたいな…と迷ってるとどんどん意気地が無くなって行き、仲間に入れてくれないんじゃないか? とか、そんな不安まで出てくる始末。
特に仲間外れにされた経験があるわけでもなく、今思うとこれまでの自分ではありえない発想なのですが、
その時はどうしても玄関に開けて、皆と顔を合わせることができなかったのです。
この状態こそが典型的な「陰の氣にやられた状態」ではないかと私は思っています。
今思うと、その借家に住んだ半年間は、本当に性格が陰気に傾いていました。
「憂鬱」という言葉を覚えたのもその頃です(笑)
そして、新しい家が完成して新しい家に住み始めると、以前のカラッとした性格に戻ったように思います。
その後、30年近くの時が流れ、現在の家に引っ越すまでの間に何度かの引っ越しを経験した訳ですが、
自分がこれまでに住んだマンションやアパートの雰囲気を振り返りつつ、自分の心理状態を思い返してみると、いろいろと納得する所があります。
例えば陰の氣の強い文化住宅に住んでた大学時代はどこか病的なんですね。
周りの明るい学生のトーンについて行けていない。
マイナーな映画とか文学にかぶれて、人と話すのが苦手になってた時期だったりする。
そういった自分の経験から、私は住環境の氣の影響は、性格形成にかなり強い影響力を持っていると見ています。
あなたの家の氣はどうですか?
今回なぜこのようなお話をしたかというと、
普段のカウンセリングや心理療法を通じて、その人の過去の出来事や心の傷を見て解消することはできるのですが、住環境を見ることはできないのですね。
だから、少し意識してご自分の住環境を見直していただけたらと思った次第です。
住む部屋が陰氣か陽氣かはなんとなく感覚的に分かると思います。
風水的にも
・凹んだ土地
・玄関が土手などで塞がれている
・東や南に窓が無い。
・日当たりや風通しが悪い。
などがダメだとされていますが、
もっとシンプルに、もっと感覚的に捉えて良いと思います。
例えば、近所の道にも、表通り(陽の氣が通る)と裏通り(陰の氣が通る)がありますね。
いつも思うのですが、人が粗大ゴミを不法投棄したりする場所って、必ず陰の気が溜まる場所ですね。
表通りの陽気が通ってる場所には何故か不法投棄はしない。
つまり、その捨てる人も陰と陽の氣を察知してるわけですね。
ですので、みなさんもきっと感じ取ることができます(笑)
特にこのブログの読者さんは感じやすい方が多いので、一度ご自分の環境を客観的に見直してみてください。
これまで引っ越してきた住環境と、人生の運気や当時の性格の違いなども振り返ってみると面白いかもしれません。
そして、陰の氣にやられると皆共通して起こるのが、引っ越しをするという発想やパワー自体も無くなってしまうことです。
そもそも環境を変えるのはものすごくエネルギーがいるものですね。
でも、もし必要があれば、ぐっとエネルギーとお金を貯めて貯めて、ここぞという時には思い切って引っ越しすることをお勧めします。
もし今、あなたが陰の氣の中で生活しているとしたら、その行動はかなり根本的な変化をもたらしてくれることと思います。
はじめてコメント書かせて頂きます。今回の記事、自分の人生や現在の生活を振り返ってみると思い当たる節があり、大変参考になりました。ありがとうございました。