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忙しいと自分がわからなくなる人

HSP(過度に敏感な人々)は、毎日の生活の中で起こる様々な出来事に対して、深く丁寧に解釈をしていきます。

例えば、友達と会って話をした後も、その内容を何度も頭の中で思い返して、思い出し笑いをしたり、じっくりと幸せに浸ることができます。

日々をとても丁寧に生きているということですね。

これはこれで素晴らしい性質なのですが、スピードが速く情報が多い現代社会では、それが逆に生きづらさになっているケースがあります。

繊細で内向的な人たちが、日々の出来事を自分の中に落とし込むには、現代社会は余りにスピードが早すぎるのです。

私自身もサラリーマンとして働いていた時は、1日の仕事を終えても、いろんな出来事がありすぎて、それを気持ち的に完了することができずに困っていました。

興奮して眠れないこともありました。

もっと心の奥底で処理するべき感情や気づきがあるような気がするのですが、それに向き合っている暇が無いわけです。

そうやっていろんな出来事や情報を、自分の中に受けとめられないまま生活を続けていくと、次第に自分に着地していないような、自分から切り離されてしまったようなそんな感覚を覚えるようになります。

これは本当に、分かる人にだけ分かる感覚で、分らない人は一体何の話なのかと(笑)思われるかもしれませんが、HSPの当人にとってはとても重要な問題なのです。

もしかしたら、そういう問題に生きづらさを感じている当の本人ですら、自分の無意識の中に何が起こっているのかを理解できずにいるのかもしれません。

なんで、自分は気持ちがワサワサするのだろう。

この解消しきれない感覚はなんだろう?

そうやって、漠然とストレスを溜め続けて不眠症になったり、不満を持ったりします。

こういったタイプの方は、定期的に時間を取って心を整理して自分とつながる必要があります。

自分がHSPであることを理解して、それでもこの現代社会で生きていくために、自分のメンテナンスをする必要があるわけです。

今回は、私自身も定期的に行っているとても効果がある方法をお伝えします。

生活に流されて、自分とのつながりが薄くなっているなと感じたら、次のような時間を取るようにしてください。

自分とのつながりを取り戻す方法

 

夜、暗闇の中で1人きりになり、ローソクの火をつけます。

1人であることと、暗闇があることと、火の光があることが大切です。

隣の部屋で誰かが起きてたり、テレビを見るたりするとダメです。寝静まるのを待ちましょう。

そして、耳栓をするか、あるいはゆったりとした音楽を流しましょう。

ローソクの火の元に、1枚の紙を置いて、なんでも心に浮かんだことや思ったことを書きましょう。

文章でなくても絵でも、箇条書きでも、書き方は何でも構いません。とにかく自分の心に浮かんでくるのをそのままに飾らずに紙に書いていきます。

急ぐ必要は全くありません。書くことを目的にする必要もありません。

ただ、暗闇とローソクの光の中で、思いのままに心を遊ばせてあげることが大切です。

そうするといつになく深い自分自身とつながれる感覚を感じられるようになります。

自分に着地している感覚が取り戻されていきます。

電球が発明されるまでの何万年もの間、人間は夜には闇と火の光の中で過ごしてきました。

だから、闇と火を見ると脳の中の精神性に関わる部分が活性化してくるのです。

夜には夜の心があるということです。

こういう時間を過ごして、思いつくことが出てこないくらいまで、紙に想いのままに書き出してから眠ると、翌朝の気持ちのすっきり具合に驚かれると思います。

体の軽さがまるで違うのです。

私にとって、今ではなくてはならない時間になっています。

同じような感覚に悩まされているあなたにお勧めします。

ただし、くれぐれもローソクの火には注意をしてくださいね。

6 Comments

匿名

はじめまして、最近ちょくちょくこちらのブログにお邪魔させていただいてます。
自分とつながらない感覚よくわかります。私の場合、風船のように頭の上に浮かんでいて、考えてくれる自分と繋がっていない感じになります。
もちろん、他人と会話しても空返事、その会話に対する自分の感想というものが全く思いつかず、返答に困るのです。
そもそも人と関わるのが苦痛なんだとも思います。
1人でいるときが一番落ち着きます。
繊細で純粋で、周りの人が生臭く感じます。もう純粋さが許されるような年齢でないのに、自分がイヤになります。
これから死ぬまでは生きていくことになりますが、毎日をやり過ごすためのヒントを探すのに、こちらのブログは私にとってすごくありがたいです。。。

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管理人

6月5日にコメントを下さった方へ
こんにちは。
自分から抜けだしてしまっている状態ですね。
乖離という状態です。
自分に入る練習と、それを抵抗している感覚の解消をすすめると、徐々に身体との一体感を取り戻していけます。
このブログに書いてあることが、ヒントになれば幸いです。

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ゆん

本当の私に、あらためて気づかされました。見ていて涙が出てきました。ありがとうございます。

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管理人

ゆんさん
ありがとうございます。
そんな風にお役に立てて私も嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。

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