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力を与える意識の運用について

みなさん。こんにちは。

ご無沙汰しております。

以前に耳栓が良いよ!という記事を書いてから、カウンセリングを受けて頂いているクライアントさんからも、

「耳栓買いました。すごく楽ですね。」とか。

「耳栓いいですねー。朝の目覚めのすっきり感が変わりました。」というような声をいただくようになりました。

ありがとうございます。お役に立てるのは嬉しい限りですね。

そして、その一方で、「昔1年ほど耳栓していたことがあるのですが、逆に音に対して敏感になってしまったんです…。」というようなコメントも頂きました。ありがとうございます。

これは注意したい点ですので、追記しておきたいと思います。

例えば以前、私自身の身にこんなことが起こりました。

オフィスで一人静かに書き仕事をしていると、外で近所の子供達がバスケットボールをドリブルする音が聞こえてくる。

ドン!ドン!と地面を跳ねるボールの音。

それがちょうどイラッとする感じの神経に触る音で、「うるさいな~、イヤだなー」と思い、それを避けようと耳栓をしました。

そうすると、耳栓をしてもかすかに聞こえてくる「ドン!ドン!」という音がやはり神経を逆撫でる。

やがて、ドン!ドン!と音がする度に、心臓がドン!ドン!と攻撃を受けているような感覚になってきます。

そこで、私は耳栓を外して、代わりにあることをしました。

そうすると、途端にその音は耳に優しい音に変わったのです。

心臓を攻撃されるような痛みは無くなり、神経を逆撫でる音ではなくなってしまったのです。

私はまた執筆に集中できて、やがては音の無い世界に入って行きました。

さて、私は何をしたと思いますか?

何か特別なアイテムを使ったわけではありません。

私がここでやったこと。それは、意識の使い方を変えたのです。

つまりこういうことです。

そのボールをつく子供達がもっと元気に遊んで、うるさいくらいに楽しむことを願ったのです。

まるで自分の子供に対するように、その子たちが楽しく遊んですくすくと育つことを、自分の願いとしたのです。

もっと言うと、「うるさいなー。静かにしろよー。」と思って音を排除して、音から逃げようとする意識から、

「さあ、もっと遊べ!もっと楽しめ!」と思って、音が大きく激しくなることを願う方向に意識の方向を変えたのです。

そうすると音は異物ではなく、私の願いによる創造物になりました。

私のものとなったので、異物として意識に上がってくることも無くなりました。

つまり音と調和したわけです。

これは合気道の「力」の使い方ですが、意志の運用の大切な勘所です。

私達は自分が望もうと望むまいと、日々「意識」という大切なエネルギーを運用しています。

その運用の仕方がまずいと悩みを生み出しますし、正しく使うと力になります。

ノイズに対して、それを排除しようという意識の使い方は、逆にその不快感に力を与えて大きくしてしまいます。

むしろもっと大きくなれ!と願うことで、その音に調和して忘れ去ることができたわけです。

そしてこれが、耳栓を使う上でも大切な注意点となります。

耳栓を単に「周りのノイズを減らそう」とか「神経を休める助けにしよう」くらいの気持ちで使うのは良いのですが、

「周りのうるさいノイズを排除するぞ!」と拒絶する意識で使うと、むしろ神経は敏感になっていきます。
排除しようとする意識がそれに力を与えるのです。

これは耳栓だけではなく、あらゆることに通じる真理です。

HSPという知識や区分けも、非HSPの人に対して恨みや差別意識を持つ方向に使うと、その知識はむしろ自分の力を削ぎ、心を弱くする方向に働きます。

自分の特徴を知って、自分を上手く活用することで社会に与える価値を増やそうという意識で使うと、それは力となり、あなたを強くします。

単に知識に力があるわけではなく、それをどのような意識の運用の上で使うのか。

その1点が力を与えるか、力を削ぐのかを決定付けます。

是非、意識してみてくださいね。

1 Comment

sasa

私はこの春から新しい環境になり、同じ空間にいる人を苦手に思っていました。
「いかに楽をするか」「いかに自分が楽しくやるか」という意識の人ばかりだったからです。
でも、この記事を読んで、その人たちにもいつか本気になれるものが見つかるといいな、という気持ちになれました。
無理をして合わせて、自分をないがしろにして勝手に疲れたのはこちらの方でした。
その人たちとは関係がこじれてお互い傷つけあってしまうので距離を置きます。が、次に同じような人に会ったら自分をしっかり持った上で、その人の幸せを願えるように頑張りたいです。
この記事に出会えたこと、感謝しています。ありがとうございました!

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