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繊細すぎて生きづらい人々

対人恐怖や緊張、人見知りでなやんでらっしゃる方の中には、元々「自分の性格が敏感すぎて生きづらかった。」とおっしゃる方が多いものです。

こういった繊細な神経を遺伝的にお持ちの方は、5人に1人くらいの割合で存在していて、アメリカの心理学者エレイン・N.アーロン博士はその著書の中で、こういった人々をHSP(Highly Sensitive Person)と名づけました。

HSP(Highly Sensitive Person)

つまり「過度に敏感過ぎる人」ということです。

繊細でまわりの物事を敏感に察知する能力があり、創造性や空想力も高いのですが、それが社会生活で裏目に出ると、打たれ弱さ、引っ込み思案、人見知り、となってしまい、生きづらさを感じてしまいます。

相談に来られる方の中にもこの性質に悩まされている方は多く、あまりに生きづらさが続くと、この性質が原因で「うつ状態」になってらっしゃる方もいらっしゃいます。

HSPの特徴を知るには、自己診断テストをやってみるのが一番です。

まずは下記の診断をしてみてください。

繊細すぎて生きづらい!HSP診断

いかがでしたでしょうか?

60点以上だとおそらくあなたはHSPでしょう。

ただ、点数は低くても、1つの設問が著しく当てはまり息苦しさを感じてらっしゃるなら、点数は低くてもHSPだといえます。

アメリカでも5人に1人は存在すると言われていますが、日本人にはもっと多いような気がしています。

それでは、自分がHSPだとわかったらどうすれば良いのでしょうか?

当カウンセリグルームでは、おおよそ以下の5つの方向で進めていくことで、HSPの性質を活かした幸せな生活を送るようになられます。

1 HSPが欠点ではなく、才能だということを理解する。

自分の才能に気づかずに、自分をダメ人間だと思っているHSPが非常に多いのです。

2 過去の失敗体験をHSPという観点から再解釈しなおすことでトラウマを解消する。

子供の頃にHSP特有の失敗体験があり、それによって今現在の自信を喪失させているケースが多くあります。

3 環境や生活スタイル、仕事のやり方をHSPの自分に合ったものにデザインし直せないか検討する。

自分を変えることも大切ですが、外側の環境を自分に合わせていくことも大切です。

4 神経を鍛えるエクササイズで、過度の敏感さを解消する。

HSPは性質なので完全に変えることは不可能だし、その必要もありませんが、様々なエクササイズによって、生きづらさを感じない程度に神経を鍛えることは可能です。

5 栄養療法によって過度な神経過敏を解消する。

敏感な性格の人の血液には、ある特定の栄養素が足りていないというような特徴があります。それをサプリで補うことで、はっきりとした効果を感じる方が多いです。

以上のように、自分を理解して自分をどのように扱っていくか、という方向と、

自分を鍛えて変えて行くという、両方からアプローチをしていくわけです。

特に、鍛えるという方向はアーロン博士の著書や主張にはありませんが、私が臨床経験からは、かなりうまくいくと感じています。

「最近、くよくよしなくなった!!」と、自分の変化に驚かれる方が多いのです。

ものごころついた時から、どうも自分は人とは違うのではないか。

なんで自分はこんなに弱いのか。

自分にはこの時代は生きづらいのではないか。

そう感じてきた方は多いと思います。

でもそれを才能だとして受け止められたときに、新しい視界が広がり、自分の居るべき場所、能力を活かすべき場所が見えてきます。

そして、自分らしいオリジナルな人生を歩み始めます。

自分の性質や才能、そして人生の再解釈。

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8 Comments

マサ

さっき書いたはずなんですけど、なぜか残っていないのでもう一度書きます。オーストラリア在住のマサと言います。
さて、セロトニン・トランスポーター遺伝子にS型を持つ人は不安を抱えやすく、繊細な性質になるそうです。つまり、ここでいう、HSPとは、この遺伝子の型を持つ人たちだと仮定すると、S型を持つ人の割合は、アメリカ人で約30%。日本人ではなんと90%にも達しています。
つまり、日本ではマジョリティがHSPであるということです。意外ですね。つまり、管理人さんが感じている生きにくさを、大なり小なり、ほぼすべての日本人が抱えているということになります。
これを念頭に日本文化を考えてみると、禅の思想や、わびさび、阿吽の呼吸などという伝統精神文化から、引きこもりまで、説明ができると思いませんか?
さて、私のHSP診断は75点でした。
どうやら私もHSPの範疇に入るようです。これからもマメに記事をチェックさせていただきます。お互いになにか生きるコツというかヒントが見つかるといいですね。

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管理人

マサ様
こんにちは。興味深い考察をありがとうございます。
そうですね。日本人にS型が多いというのはありますね。空気を重んじたり、あと日本人にあがり症が多いのも、S型が多いからと説明されている文献を見たことがあります。
ただ私のカウンセリング経験からは、日本人の90%がHSP特有の繊細さや生きづらさを感じているかというと、そうは思えないんですね。
個人的な感覚ですが、肌質や反応を見ても、だいたい全体の20%くらいの割合でしょうか。こういったところにも80対20の法則が当てはまるのかもしれません。(あくまで個人的な意見ですが)
ただ、やはり人間は関係性の生き物なので、日本では外向的で積極的な非HSPでも、海外に出てもっと外向的な人と関わると、内向的側面やHSPの特徴が引き出されて生きづらさを感じることはあると思います。
繊細で生きづらさを感じている人にとって、HSPという言葉が言い訳になるのではなくて、自分の特質を理解して、より巧みに生きていくためのきっかけになればと思っています。
今後ともよろしくお願いします。

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さとこ

私は100点でした。周りから、繊細だといわれることはありませんが、お芝居をやっていた時に、役に入りこんだり、具合わるくなったり、、。一時的に、バイトの接客ではなく、裏方へいったことも、、。
でも、戻らざるおえなくなり、接客に戻り、開き直り、おおらかに、感謝の気持ちを大切にし、
目をみると気持ちがなんとなくわかるんですが、
いい意味で利用したり、周りの評価がきにならなくなりました。
気にしてたらきりがないと思いましが。
リラックスや客観性が大切なんだと、思います。
おかげで、体調もいいです。

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管理人

さとこさん
こんにちは。コメントありがとうございます。
すばらしいですね。役者はメンテナンスさえ心がければ、HSPやエンパスにとって適職だと思います。
そうやって100点でも、性質を活かして生きてらっしゃる点は、みなさんの希望となると思います。
シェアありがとうございました。

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ボーン

>敏感な性格の人の血液には、ある特定の栄養素が足りていないというような特徴があります。
お尋ねしたいのですが、この栄養素とは具体的にどのようなものでしょうか?

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管理人

ボーン様
こんにちは。
ブログを読んでいただいてありがとうございます。
ナイアシンアミドやタンパク質などの栄養素が足りていないことが多いのですが、人それぞれ個人差がありますので、なんとも言い難いです。
「分子整合栄養医学」などで検索してみてください。

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匿名

今までずっと、人よりもなえやすい心が弱いなって思っててて、あまりやまない人にすごく憧れてました。自分はいつも、人の前では笑顔で明るく接してるけど、一人の時はいつも落ち込んでて自分を惨めだと思ってます。毎日人に言われたりした嫌なことが頭の中で繰り返し流れて、直さなきゃって思うんです。あまりこの敏感な自分の心が好きではないけど、これを読んで少し気が楽になりました。

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匿名

はじめまして。
こちらのブログで紹介されている「HSP診断」にアクセスしようと試みましたが、
(日や端末を変えたりしながら)何度やってもダメでした。
おそらくリンク切れだと思いますが、こちらで管理されているものなのかわからないものの
もし可能であれば、調査と復帰をお願いしたくコメント致しました。
私自身もおそらくHSPの内向型で、色々と生き辛さを抱えておりますが、こちらのブログや管理人さんの活動(≒内向型の人が活躍していること自体の励み)には大変力を頂いており、感謝しております。
これからも応援しております。

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