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そっちの方向は行き止まり

今日はHSPというものを離れて、『癒された心』のお話をします。

こういった心理系のお話も、自分が変わっていくプロセスで役立つ時が来ます。

ですので、たまには書いて行きたいと思います。

*******

先日AKB48の大島優子さんが、元旦の書き初めで「二頭追う者 三頭も得る」と書いたそうで、ネット上では

「二頭って…」

「二“兎”だって知らないのかな」

などと、総ツッコミ状態になりました。

それに対して本人による釈明は「普通は兎なのですが、今年は巳年なので頭という数え方にしました!」というもの。

「巳=ヘビ」の数え方は一般的には“匹”なだけに、再びツッコミが上がってしまいました。

こういう時。

「ええ~。知らなかった~Σ(゚Д゚)」と言えれば、すごく魅力的ですよね。

でも、そう言えないというのはまず間違いなく、そこに過去の傷やこだわりが隠れています。

大島さんの場合は、ネットの批判や嫉妬、心無いファンに対する恐れを持っていて、それが防衛的な今回のコメントになったのかもしれません。

一般的に言うと、こういったケースは「学」に対するコンプレックスみたいなものが隠れている場合が多いものです。

そして、そのコンプレックスや恐れの感情を解消できると、自分でその「ミス」や「至らなさ」を受け入れて愛してネタにすることがでるようになるのです。

「知らなかった~Σ(゚Д゚)」と笑いに変えることができるのです。

そうなると、その知識の「不足」は魅力となり、人を惹きつけはじめます。

多くの夫婦を見ていると「魅力」によって結びついているようでいて、実は「不足」によって惹きつけられて結びついているものです。

「不足」は力なのです。

「不足」とは他者の力を自分の中に生かせるための力。つまり「結合」の力なのです。

恐れから逃れるための方便や、傷を隠すために才能を得ていく方向の努力は、究極においては報われないものです。

その努力によって得たものが、その人の傷の上に鎧のように重なっていき、その人本来の魅力をどんどん隠していってしまいます。

そしてやがては、学や資格や実績を身にまとった不自然でグロテスクな姿態となり、

「凄い人なのだけど、どこにどう入っていっていいのかわからない。」

「鎧で守られていて、いくら接してもその人の本質に触れることができない」というような、

そんな魅力の乏しい人になってしまいます。

努力によって、自分の中に他者を生かしておくべきスペースを追い出してしまったのです。

そっちの方向の努力ではなく、

自分の恐れているもの、こだわっているもの、それを直視して受け入れて愛していくような方向に拡大の道があります。

鎧を身に付けた心よりも、裸になって癒された心の方が強いのです。

でも、そういうと、

「そんなこと言ったって、自分はこんなダメで、こんなミスばかりしていて…。自分の不足を受け入れて愛するなんてできない!」

と思われるかもしれません。

確かにこれがなかなか難しいものです。

自分をポジティブに省みて、自分はこれができる。こういう点がすばらしい。と、自分の素晴らしさを挙げていく自己啓発的なやり方もあります。

でも、それは本質的ではありません。

自分を愛していくというのは知性や感情のするべき仕事ではなく、「信仰」という力によって成される仕事だからです。

信仰とは、論理を飛び越える力です。

何か能力があるから自分は素晴らしいのではなく、みんなが愛してくれるから自分は素晴らしいのではなく、逆に、皆から嫌われているから自分がダメなのでもなく、

どうであろうと、自分とは尊いものなのだとする力なのです。

「…いやいや、余計に難しくなってきたよ…。」

(笑)

私の個人的な体験としてお話ししたいと思います。

私がこの辺りの心境にたどり着いたのは、

「自分というものはそもそも、自分のものではない。」

ということに、気付いたことが大きいように思います。

自分というものを自分のものだと思っているから、自分を愛せない。でも自分というものは自分が作ったものでもないし、自分の持ち物でもない。

そう気付いたのです。

だから自分を否定するというのは端的に言って、傲慢なのだと。

そもそも自分を否定する権利など自分は有していないのだと、そう気付いたのです。

それはちょうど初詣のシーズンの今、神社のお社に接するように尊いものとして、自分に接するということです。

神仏に手を合わせるように、尊いものとして自分の命に手を合わせるような心境です。

自分というものを自分の持ち物という場所から、尊い宇宙の一部であるという所に移行させる。

その基本点に立てば、自分の過去のもろもろの傷や失敗は、些細なものとして許していけます。

その基本点に立ってようやく、努力で埋めていくべき「欠点」と、埋める必要のない「力」としての「不足」の違いがわかるようになります。

そして、自分がこの世界で果たすべき役割というものも見えやすくなってきます。

*****

今日のこのお話は、ずっしりと心に響く方もいらっしゃれば、「はぁ?」といまひとつピンと来ない方もいらっしゃると思います。

あるいは頭では分かっても腑に落ちない方もいらっしゃるかもしれません。

それでかまいません。そのまま心の片隅にとどめておいてください。

心理的なワークによって心の癒しが進んでいくと、いつか今日のこのお話が無意識下で機能し始める時が来ると思います。

自然にカチッとスイッチが入る時が来ます。

その時まで心の片隅にとどめておいてくださいね。

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2 Comments

msy

同じ考えに気付いた瞬間と同時に
あなたの文章を見つけました!
 こういうことってあるんですね
どうもスイッチが入ったようです(笑

返信する
管理人

msyさん
こんにちは。
そうやって共時的に出会いが起こるのって、人生の1つの喜びですね。
ありがとうございます。

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