みなさん、こんにちは。ご無沙汰しています。
すっかり秋らしくなってきましたね。いかがお過ごしでしょうか。
この夏の間はカウンセリングが非常に忙しく、なかなか記事を更新できなくてすみません。
その間にHSPの診断テストが勝間和代さんのメルマガで紹介されたりして、実はこのブログも密かに賑わっておりました。
勝間さんと言えば、マッキンゼー出身でビジネス系の出版物も多く、モチベーション高く働く女性を先導する立場にいらっしゃいますが、元々の性質としては非常に敏感でHSP診断も85点もあるそうです。
そうでありながら、しっかりと自分の扱い方をマスターされているのでしょう。
TVに露出したり、様々な人と対談をこなしたり、HSPでありがならストレスフルな仕事を遊ぶようにこなして行かれる姿は、読者のみなさんにとって希望ではないでしょうか。
さて、今日は読者さんから頂いていた、HSPのインタビューを2つご紹介したいと思います。
HSPとして生きる方の生の言葉です。勝間さん同様に何かのヒントになればと思います。
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るいさんのインタビュー
【あなたが最初に人と違うと感じたのは?】
幼少期の頃、周りからは手のかからない子と言われ続けました。保育園では先生が困らないようにと気遣いが出来、小学校に上がっても、それは言われてました。
何も言わなくても、一回言えば分かるから怒る必要がないと親も言っていました。
自分自身は周りと何かが違うとずっと物心ついてから親に言っていましたが、それに対しては怒られていたので、いつからか隠すようになり、周りから良い子と言われるのに疲れました。
【大変だったり、苦労した点は?】
人を助けたいと、同情した時が多かったので、人間関係の泥沼にハマりました。
よくない人だと思ってもうまい事言われると逆らえない。
離れられない。人からの誘いを断れない。嫌われるとかそういう対人に対して、すごく敏感で振り回されすぎて完全に自分を見失いました。
【逆に役立った点は?】
人の気持ちなどにすごく敏感だから、人をまとめるのにはすごく得意分野。年寄りとか、我慢強い人でも見抜いて助けれたとか。
【どんな仕事をしていますか? 性質は役立っていますか?】
今は休職中です。正直くたくたです
【性質がプラスに転じたターニングポイントは?】
自分自身がすごく成長した。人として丸くなったかな。イライラする事もなくなった。
【今現在は?】
まだまだ葛藤はありますが、頑張ってます。
【同じ性質を持つ人にメッセージ】
努力は報われます。もう頑張らなくていい。自分の心の声を聞いてあげましょう。1人の時間は悪い事ぢゃない。人と多少生活の時間がちがくたって、それが本来の自分なのだから、受け止めてあげよう。
***以上です***
るいさん、ありがとうございました。
周りの気持ちを理解し過ぎて良い子になってしまうということですね。
この場合はもしかしたら、幼少期の両親との関係に何か原因があるのかもしれません。
いわゆるAC(アダルト・チルドレン)のようなケースも、HSPと同じような特徴(気遣いすぎるなど)が出てくるものです。
HSPだから話を聞いて欲しいとカウンセリングに来られたクライアントさんの半数くらいは、HSPではなくアダルトチルドレンであり、それに有効な心理療法を通じて楽になって行かれます。
アダルトチルドレンについては、また改めて記事にしたいと思います。
さてお次は、
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ひめこさんのインタビュー
【あなたが最初に人と違うと感じたのは?】
幼少期の家庭環境から始まって、保育園から、普通の子たちが難なくこなすことがままならなかったり、奇妙な言動や行動をする人だと良く言われました。
【大変だったり、苦労した点は?】
それは数え上げたらキリがないほどです。
今まで、『普通』や『一般的』なこととの闘いでした。
何とか周囲に合わせようと必死で努力しましたが、何とも言いがたい、この世的な発想がほとんど理解できずに苦しみ、どうして私は生まれてきてしまったのだろう・・・と思い煩う日々が長期間続きました。
【逆に役立った点は?】
誰よりも、人や動植物の痛みや苦しみを深いレベルで理解出来ることでしょうか。
長所でもあり、この世を生きるには短所でもあるのかもしれません。
【どんな仕事をしていますか? 性質は役立っていますか?】
今は、営業職をしながら、スピリチュアル系のカウンセラー的な仕事を掛け持ちでしています。
【性質がプラスに転じたターニングポイントは?】
やはり、自分がHSPであり、エンパスであり、インディゴ・チルドレンであるということが、最近、わかり始めたので、本当にここ最近が転機になっています。
【今現在は?】
この性質を、何とかプラスに生かそうととにかく必死です。
【同じ性質を持つ人にメッセージ】
感受性が強いということ、内向的で繊細ということは、粗い波動のこの世で生きるのは確かにとてつもなく茨の道だと思います。
しかし、本当は、そういった感性は決して悪いことでもなんでもないと思います。
勇敢な魂のチャレンジャーであると、私は思っています。
ですから、HSPだとご自身で思われる方は、どうか、その感性を、何とかプラスに生かせるように努力してみて下さい。
人と同じである必要は全く無いと思います。
その個性が、感性が、必ず誰かの役に立つと思っています。
だから、絶対に自分を諦めないで欲しいと強く思います。
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ひめこさん、ありがとうございました。
子供の頃から周りとの違いに悩まされてきたということですね。そして今はスピリチュアルカウンセラーをしていらっしゃる。
インディゴ・チルドレンという言葉が出ましたが、確かにひめこさんのようなタイプは「魂の出処が少し違う」というような、スピリチュアルなフレームで捉えるほうが自分が見えやすくなる場合があります。
私のカウンセリングルームに来られる方の2割程度がこのタイプに当てはまります。
動物や植物の意識にもチューニングしやすく、逆に人間的な荒々しい感覚や常識とは馴染めずに苦労しますが、存在自体はとても魅力的で周りから愛されることも多いようです。
そういった方にとって重要なのが、自分の特質を理解するということです。
自分が世の中の「普通」からどれほど離れているかを客観的につかめると、その距離を意識して、
時には変わり者の自分を冗談にして表現したり、時には場にふさわしくないと判断して隠したりすることができます。
「自分」と「普通」との距離を客観的に掴んで、それを扱えるということ。
そういう人のことを「社会性がある人」といいます。
社会性を持ったHSPやエンパスは、非常に魅力的で貢献できる場所も多いものです。まずは自分自身を理解して行きましょう。
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